【あらすじ】
何度も同じ場面の夢を見る。
これはただの悪夢?それとも…
主人公・メアリ(名前変更可)は教会で修道女見習として働く女の子。
16歳の誕生日を控えたある日、村を治める「領主様」が現れました。
「貴族」と呼ばれる異形の者である「領主様」が村にやってきたのです。
村人にとって「貴族」というのはお話でしか聞いたことがないような存在でした。
「そなたを我が花嫁として迎える。期限は16歳の誕生日までだ。それまでに準備をしろ。」
領主様はメアリにそのように告げたのです。
今まで平凡に暮らしてきたメアリには信じられない出来事でした。
しかし、この出来事で村の住人達の心は揺らぎました。
「どうしてこの村にやってきたんだ」「なぜ、あの娘が?」「もしかして奴等の手先だったのか」
疑心暗鬼にかられる村人達。
人々は次第にメアリと距離を置くようになりました。
不幸とは不幸をさらに呼び寄せるもの。
村では悲惨な出来事が起こってしまいます。
メアリは「魔女」の疑いをかけられ、村人から糾弾され、次第に居場所を失っていきました。
昨日まで親切にしてくれていた人達はメアリを「魔女」と疑い、罵るようになりました。
さらに、メアリを殺せば、メアリを「貴族」の生贄にさえすれば
村に平穏がやってくると信じる者まで現れてしまいます。
突然の出来事以来、変わってしまった環境や人々の態度に恐怖を感じ、悲しみにくれるメアリ。
気が付けばメアリは全ての人間にとって「敵」として憎まれる存在となってしまったのです。
―あれは不気味な存在。ここにいてはいけない人間。いや人間かどうかも怪しいじゃないか―
しかし、「あの人」だけはメアリを信じ、助けようと手を差し伸べてくれたのです。
【コメント】
プレイを繰り返していくことによって、新たな真実・新しい行動がとれるようになります。
1キャラクターにつきエンディング2種類。
キャラクターによっては通るルートや好感度によって発生するイベント(CG)が異なります。
絵が綺麗です、完成度☆☆☆☆☆
キャラクターの立ち絵、イベント絵、背景から文字枠まで美しく仕上がっています。
中世ヨーロッパ、輪廻、異端の者、魔女狩りといったキーワードにピンと来た人におすすめ。
<好きなキャラクター>
ヴィクトル:主人公の幼馴染。不器用でも優しさに溢れた行動・言動に注目。
オーギュスト:主人公への病的なまでの愛はスゴイ!の一言。
リチャード:暗くなりがちな物語の中、唯一明るさを失わなかった人。