〜あるプールデートを夢見てしまった乙女の手記〜
1年目に起きた突然の出会い。 そして2年生での衝撃的な再会。 これはもう、新名くんとラブラブになる運命!
新名くんは私のデートの誘いを「別にいいっすよ〜」とOKしてくれた。 よかった。勇気を出して新名くんを温水プールに誘ってよかった。 私の背中を押してくれたもの、それは購入したばかりのセクシーな水着でした。
デート当日。 着替えをしようとタンス(クローゼット)を開ける。 私が購入した(と思い込んでいた)セクシーな水着はどこにもありませんでした。 そこにあるのは一着の「スクール水着」だけ。
どうしよう。 今から買いに行く時間もない…。 しかも、お小遣いは使い切ってしまった。 (今の私にとって、5リッチは大金に思える。) 自分から誘っておいて「水着無いからやっぱり行けない」とは言えない。
つまり私の選択肢は一つしかない。 学校指定の水着、通称「スク水」でのプールデート☆
… … …
無傷では済むまい。 場所は市民プールじゃないよ。 レジャー(デート)スポットの温水プールだよ。 新名君とデートだよ。
… … …
だめっ!弱気はだめっ!せっかくのデートだもん。 どんな風に思われようとも私はクールに決めてみせる。 泳ぎを追及した機能的なデザイン! ネーム入りゼッケン!(出席番号入り) これは私とプールとの勝負なの。よしっ!
…悪くないじゃない。もしかして前衛的? でもちょっと地味かも。ファッション傾向もないし。 せっかくのデートだし、ワンポイントでいいからオシャレもしたいの。 水着に合う、アクセサリーなんてあったかな?
(がさごそ)
『サングラス』
日差しの強い時に目を紫外線から守るもの。 プールや海などのレジャー施設での使用が多いオシャレアイテムである。
…それだ!
私は新名くんとの待ち合わせに向かった。 運命の温水プール。 水着姿での対面。(新名くんは超オシャレ系)
私の装備ステータス:「スク水+サングラス」
優しい新名くんは普通に接してくれました。 「スク水+サングラス」姿(キラリンッ☆)の私を華麗にスルー。 別れ際まで私の格好について言及せず、普通の女の子として扱ってくれたのです。
この日から、私は新名くんの寛容さと元気な姿に心を打たれました。 柔道部とコンビニのバイトで一緒に過ごす時間を増やし ローズクィーンを目指し、新名くんの隣にいてもOK!な女の子になれるように頑張りました。 …二度とあの格好をして新名君を困らせないようにと。心に誓って。
そして卒業式。 新名くんは教会に私を迎えにきてくれたのです。(私、号泣。)
新名告白END1
〜fin〜
=追伸= このプレイで初めて隠しキャラクター「平くん」と出会いました。 次回は隠しキャラクター「平くん」に挑戦です。 |