【あらすじ】
「俺はもう一度リングへ上がらなければならない。」
――この物語は男達の熱き闘いを描いたボーイズラブADVである。
主人公・城島真人は元プロボクサー。
華々しい経歴と確かな実力でボクシング界の未来を担う男と期待されていた。
しかし、7年前に突然引退してしまう。
今は所属する佐々木拳闘倶楽部で用務員としてひっそりと働いてる。
――自分のボクシング人生は終わった。
そう思っていても城島はボクシングから離れることができない。
佐々木拳闘倶楽部に入門してきた一人の少年・大谷陽介。
彼は期待の新人だ。
大谷は現役時代の城島に憧れて入門。城島に指導を仰ぐ。
最初は頑なに断りつづけた城島だったが、大谷の強い熱意に心を動かされる。
大谷の成長を温かく見守る城島。
ボクシングに関わることのできる幸せ。城島はこれでいいと思った。
しかし、ボクシングは残酷だ。
ボクシングの女神は男達がボロボロになるまで殴り合うことしか求めない。
逃げることは許されない。どんな理由があろうとも。
殴られて殴られてマットに沈む・・・それがボクシングへの愛。
ボクシングの女神は自らの意思でリングから去った城島を許さない。
【コメント】
主人公・城島真人がもう一度リングに立つまでを描いた情熱熱血ストーリー。
スポ魂系の特訓、熱血な試合描写。
試合はドラマCDのような臨場感。
流血や殴り合いといった描写・CGがあります。(だってボクシングですもの)
メインシナリオは一本道。選択肢によってはBAD ENDへ!
BAD
ENDは笑いを誘うものが多め。(陵辱的な内容の結末もあります。)
エンディングは全23種。
メインのカップリングは「城島×大谷/健次郎×城島/音羽×城島/城島×音羽」の4種類。
試合の途中で誰のことを想って闘ったかでキャラクターシナリオへ分岐します。
BLシーンはエンディングに“御褒美”として入ります。
メインキャラクター(攻略対象)は3人ですが、サブキャラ達が魅力的。
トンチンカントリオや村田さんが面白い!
彼等がもっと活躍するシナリオを見てみたかった。
地伊くんがとっても良い子⇒good
boy☆
タンクトップのガチムチが友達いなくて半べそ。
大好きな親友のことは骨太ボイスで「東ッチ」
「俺、東ッチといっしょじゃなきゃいやだよぉ」は本作のmyベストシーン。
心震えるほどのナヨナヨメンタル&ムキムキボディ。
―これはいわゆるギャップ萌えっしょ。―
いや、このギャップはもはやデフォルト設定であることを考えれば
これをギャップと表現することす(以下略)
ボクサーの力強さ、ストイックさ、繊細さ、高いレベルで求められるメンタリティ・・・
野蛮な心だけでは勝てない、臆病な心を宿しても勝てない。
勝利という一瞬の喜びのためにすべてを捧げる若者達の物語。
青春だねぇ。友情だねぇ。・・・BLだねっ!