GBAからの移植作品です。 恋のお相手が神々しく光り輝くラブラブフィルターとメロメロフィルターがより強化され、 キャラの心情が視線で解るドラマティカルEYEシステムとボイスが追加された完全版。 早期購入特典はデスクトップアクセサリーでした。
舞台は1935年の欧州、エリートのみが入学を許されるローゼンシュトルツ高等学園。 主人公(プレイヤー)は学園に入学して2年間の学生生活を送ります。 学園生活を送る中でエリート中のエリートであるシュトラール(&隠しキャラ)と出会い、 彼等とデートやイベントを繰り返して好感度を高めていきます。 卒業式のダンスパーティーに意中の男性からダンスに誘われ告白される事がゲームの目的。
=ゲームシステム= 一週間単位でスケジュールを決めてパラメータを上げる事がメイン。 数値的なパラメータ以外にも自分の体型や学園内の評価にも気を使います。 キャラの好感度が高ければ一緒に帰ったりお茶したりデートに誘われることも。 が、男性キャラと仲良くする事に集中し過ぎて女友達をないがしろにしていると 悪い噂を流されて皆から嫌われてしまうので要注意。
〜主人公キャラメイキング〜 名前と愛称、星座・血液型を決めます。 星座と血液型でキャラとの初期好感度が変化します。 主人公の初期パラメータを決定するためにカードを引きます。 GBA版ではタロットカードでしたがPS2版ではトランプカードになっています。
〜オプション〜 各キャラごとにボイスのON/OFF機能付き。 メッセージスピードの選択、ボイスの音量設定ができます。 コントローラの操作でメッセージスキップ、カレンダー確認と クイックセーブ&ロード機能使用できます。
=恋愛対象= シュトラールと呼ばれるエリート美少年5人と謎の青年。 私のお気に入りキャラは石月ナオジ様とルードヴィッヒ様です。
=おまけ= プレイの内容(デートの回数や育成成功回数など)から決まるランキング。 恋愛ENDを迎えたキャラとデートができる「彼氏とデート」。 一度見たイベントの再生ができるアルバムモード。 そしてランキングの結果によって出現する声優さんからのメッセージがあります。
=感想= 3〜4時間程度でクリアできました。 キャラとの好感度、主人公のパラメータも上がりやすく育成に関しては簡単でしたが 恋愛EDを見るという部分の難易度は高めに感じました。 恋愛の甘〜い気分に浸るゲームというより、 目的(美少年誘惑!)を達成する事に重点を置いたゲームだと思います。 意中の男性を虜にするため、デートに誘っては服装に気をつかい、己を磨き、 誕生日やバレンタインには贈り物をせっせと手作りして。 その一方でライバル達に嫌われないように常に神経を張り巡らせなければならない… うーん、これぞ乙女的修行の極地っ(熱△血)/
戦乱の渦に呑み込まれようとしている何処か悲劇めいた時代背景をベースに 妖艶な魅力を感じさせるキャラクター達の物語を楽しむ事ができます。 慣れるまでは大変なゲームである事は否めませんが、遊び応えのあるゲームだと思います。
2004/11/01 |