「もし、あなたが学園を思い通りにできるとしたら…?」
学園の理事長に(代理という形で)就任した高校2年生の主人公。
学校行事や学園の施設強化、新しい校則を提案していくことになりました。
5人の生徒会メンバーを「審議」で上手に説得して、学園を自分色に染めてみましょう。
<ゲーム内容・システム>
ゲーム期間:5月〜12月(1ヶ月=1章の章仕立て)
※7月にキャラクターの特別な「審議」を入手することで、各ルートへ進みます。
ゲームの流れ:審議→承認・否決ルート分岐→MAP移動→フリートーク
■審議■
学園のイベントを従来の内容にするか、新しい試みをするか決めるパート。ミニゲーム要素あり。
■MAP移動■
キャラクターの好感度を上げたり、新しい提案を入手するパート。
■フリートーク■
キャラクターのシナリオを進める際に重要なパート。
キャラクターの攻略が不可能になると選択できなくなります。
攻略キャラクターは5人+隠しキャラクター。
キャラクターENDは1人2種類です。(隠しキャラクターのエンディングは1種類)
審議の承認・否決でルートが変化しますが、エンディングの分岐には影響しません。
ただし、それぞれのルートにCGが用意されています。
フルコンプを目指す場合は両方のルートをプレイする必要があります。
<クリア後のおまけ>
キャラクターの立ち絵鑑賞(+キャラクターボイス)・CG鑑賞・シーン鑑賞・BGM鑑賞の他に
学園内で何を行ったかで入手できる「ACHIEVEMENT(業績)」があります。
また、CGを全て集めると「ご褒美CG」が入手できます。
※CGの差分(眼鏡ON/OFFや制服など)は、それぞれの校則(眼鏡着用義務化など)を実施すると入手できます。
<感想>
ゲームのメインは「学園をより良くするために、新しい校則を提案する」ことです。
校則には「持ち物に名前をつけましょう」「友人を1日1回褒めましょう」といった
生活の目標のような内容から、「生徒は全員眼鏡着用!」と言った強引?な内容も。
審議を提案する時期によってイベントが変化する所が◎。
また、2周目以降は引き継いだ「カリスマポイント(CP)」を利用して
審議を「可決スキップ」することができます。
更にプレイヤーが「理事長」として認められるためには、
キャラクターとの関係性(主に恋愛)も重要になります。
キャラクターが遭遇する「事件」について取り組む姿勢を見せなければいけません。
どのキャラクターも、「学園生活」の範囲から逸脱せずにシナリオが展開するところが◎。
恋愛展開・描写はゆっくり&軽めです。
「友達以上恋人未満」な雰囲気が好きな人は要チェック。
2012年、遊んで良かったゲームの1本。面白いです。
<印象に残ったキャラクター>
朝霧敦士:不思議系1年生(会計)。まさか、あんな結果(主に12月)になるとはっ!!